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10年ってすごい先のことだと思っていた
つい最近、久々に朝から東京FMを聴いていた。なんの気無しに聞き流していたのだが、なにかがおかしい。なぜこの時間から鈴村健一さんの声が聞こえて来るのだろうか?今日のテーマは声優さんのお仕事なのだろうか?それともゲストで来ていらっしゃるだけなのだろうか?そんなこと思いながらクロノスを聴いているつもりだった。その日は少し急いでいたので、少し違和感を覚えながらも会社に行った。なんとなく久々につけたラジオだったけど、中西哲生さんの声が聞けなかったこともあり、しかも番組改編期のこの時期、もしかして、もしかしたらと不安がよぎった。その予感は的中することになる。
次の日の朝、ラジオをつけると、鈴村さんの声がする。途端に気がついてしまったのである。恐る恐る調べると、2009年から始まった東京FMで放送されていた、中西哲生のクロノスが終わってしまっていた。別に普段からまめにラジオを聴いていたわけでもないし、何なら最近は殆ど流していない方でもあった。しかし、いざ普段から聞き慣れていた、中西さんのお声が聞こえなくなってしまうと調子が狂ってしまう。昔、ジャンプからこち亀がなくなったときの感覚と似ている。なんだかもやもやとしたし、この喪失感は簡単には埋まらないんだろうなと思うとすこし息苦しく感じた。
でもまずは言わせてください。
10年間お疲れ様でした!今までありがとうございました!
朝のラジオ番組は体内リズムに組み込まれている
朝、大体の人は決まったルーティンワークがあると思う。朝起きたら、朝のニュース番組を見る、歯を磨く、水を飲むなど、学生時代の自分はこれがラジオにあたっていた。学校に向かうとき、雨が降ったり、ギリギリの時間になると、よく母の車に乗って駅まで送ってもらっていた。ちょうどその時がクロノスの時間だった。TOKYO FMトラフィックレポートを聞き、ニュースやパーソナリティの会話を聴いていた。何の気なしに聴いていたけど、自分の生活の中に溶け込んでいて、体内リズムに組みこまれていたんだなあと改めて気がついて少し驚いた。
最後のクロノスは高橋万里恵さんが駆けつけてくれたり(お互いに哲夫、万里恵と呼び捨てにしあっていてかなり可愛らしかった)ラストの選曲も世界の終わりだったり、ゆーみんの卒業写真だったり、いろんな方からボイスメッセージが来てしんみりして、最後なんだと再認識させれらるような感じだった。これからは「いってらっしゃい」が聞けなくなるし、中西さんの落ち着いた声が聞こえなくなる。そう思うと寂しくもあり、年を取ったんだなと感じてしまった。
radikoでギリギリ今日までまだ聴けるので、まだ聴いていないという方は、ぜひ聴いていただければと思います。
中西哲生のクロノス | TOKYO FM | 2019/03/28/木 08:19-08:55
http://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20190328083029
今度からはONE MORNING!
朝のクロノスは終わったが、朝のラジオがなくなったわけではない。中西哲夫のクロノスの後はONE MORNINGが始まります。パーソナリティとして鈴村健一さん、エリザベス・ハードキャッスルさんが務めています。
新しい朝の顔に合わせて、体内リズムも変わっていくのかなと思います。
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